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ニュースも事ある毎に「〜問題で」と言いたがる。 時には長い間、目の前にあったりする。
難しい問題をより難しくして解決策を悩むよりも、 問題を問題と見なさなくなったり、 問題となっている行為を止めることが答えになることだってある。 また、ゆっくりと時間をかけて、忘れ去られる頃に消える問題も。
しかし、人々は答えはそっちのけで、議論に没頭している。 答えに辿り着かずに、議論の回り道をしないと気が済まないようだ。 スポーツの世界などでも世間を賑わしている。 人種の問題もそうだが、世の中の格差が作り上げている「意識的な」差別。 ただ、相手の事を何も知らずに、知ったかのように決めつけるのは無知と言うものだ。 自分で自分の知性を貶めている。 これはお互いに言えることで、自分でその道を歩いた事が無ければ、 さもその景色を見て来たかのように語ったり、 他人を蔑むことは全く愚かだ。そういう人に限って、 優しさの欠片も、想像力も持ち合わせていない。
声を大にすべきことは沢山あるだろう。 しかし、誰一人とて法を犯してない人などいなければ、 全ての答えを知っている人もいない。 一生ゴミを出さずに生きている人もいないし、 何に対して、声を出しているのか、誰のためなのか。 自分は問題の一部であり続けるのか、答えになるのか。 人に用意された問題ではなく、新たな問いかけが出来るのか。 答えを実践して事例を作ってこそ、変革は起きる。 それに重きを置くようになれば、変革は起きたのだ。
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