LUCID DREAMS

夢を持つということは、自分の道を拓く第一歩であり、最も勇気のいる一歩。目標さえあれば、誰に何と言われても諦めない。夢とは、仕事が何であれ、その人の秘める可能性(ポテンシャル)を、最大限に生かす術ではなかろうか。

時代によって、世界観も常識も劇的に移り変わる。しかし、その世界に構える居は、自分で決めるのだ。地元でも、海の向こうでも、銀河の果てでも。何処にいても、住めば都で、そこが宇宙の中心だ。あなたが、無限に広がる空間の核であり、時の中心軸なのだ。色とりどりの軸が鮮やかに交差している。天地人の簡単な法則に気付けば、いつどこに居ても怖くないし、深呼吸をするだけで重心と自信を取り戻すことが出来る。

ご覧の通り、社会は大々々規模な転換期にある。太陽の暦に制圧された二千年から、人々の思想は解放された。個人の情報ネットワークが発達し、既存のシステムが自己崩壊していくのを僕たちは毎日見届けている。根が腐敗した大木が倒れることは自然だ。独自の文明を求め、命が芽吹く郷土を再発見する時が来た。美しきもの、醜きものを直感で分別するんだ。日本は美しいし、人も素晴らしい。今、この国が抱えている問題は、それを問題としない若者が育ってこそ精算できるのだと思う。ニュースに映るオールド世代は虚勢を張り続けるだろう。時間は僕たちに味方している。

ミーハーという言葉が未だに死語になっていないことは多くを物語っているが、金持ちと有名人がモテ囃される時代はいい加減もう終わった。ヨイショゲームにどこまで関わらずに生き残れるか、策を練ってみよう。個人と社会は対にあるようで、実は同じ運命を辿る。壁にぶつかる度に叫ばなくても、すべてはちゃんと繋がっている。信じることがスタート地点。疲れた時は、背後霊に肩を揉んで貰うに限る。そして、お互いの夢をガンガン盛り上げていこう!喝!

SHING02

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最後に

連載を始めて丸一年、第一回に紹介したアラメダの生徒達の自主CD「SHINE」も04年度が完成し、高校に進学する子達もいて感激も一潮!さて、今までメールを送ってくれた皆さんには心から感謝。皆違う意見があって、楽しかった。自分が書いた文章は、僕の耳が痛くなるものばかりですが、誌面を共有できてとても勉強になりました。機会を与えてくれたカジカジの亀口さん、原さん、有り難うございました。