FREE YOUR MIND

こんにちは。自由。いきなり難しいテーマですね。偶然と言いますか、最近「自由」という言葉について新しい糸口を見つけた気がするので、それについて書こうと思います。まず、「自由」は英語で「Free=フリー」と言いますね。また、「Free Your Mind=フリー・ユア・マインド」という言葉があります。訳せば「心を解放せよ」というところで、映画「マトリクス」のスローガンにも使われています。映画の内容にも象徴されているように、人は真の自分を探求することで、心の自由を勝ち取ることができる、という壮大なテーマは若者の心に響くものがあります。人は色々な文化や芸術に触れると、まず体が、そして何よりも心が自由であることの重要さを感じます。まず歴史を振り返れば、あるいは地球の反対側では、自由のために命を投げ出した人たちも沢山いますし、自由を奪われた奴隷として、あるいは牢獄の中で一生を終えた人もいるでしょう。もっと身近な社会では、個人の言動の自由は人権として定義された上で、ある程度守られています(もっとも、最近は分かりませんが)。

さて、肉体的だけでなく、精神的な意味はどうでしょう。僕は今まで心の自由、「Free Your Mind」とは、心を開く、つまり自分や周りに対する偏見をなくして世界を受け入れるということだと思っていました。自分で思い込んでいる垣根を払うと、思いがけない発見や出会いの渦に巻き込まれ、なるほど、と思うことがしばしばあります。しかし、どうやらもっと深い自由がありそうです。瞑想の世界では、自我から離れる、常に頭を制御している忙しい心から魂を放してあげる、すると己の過去と未来の情報や心配から自由になって「今」を深く味わうことができる、とされています。綺麗な景色を見て、ふと自然と繋がることができるような、あるいは、素晴らしい音楽や本に出会ったとき、我を忘れて没頭してしまうような、それを更に感覚的でなく、内面的な宇宙を感じると、新しい冒険が始まるのです。思考や祈りとはまた違った、新鮮な次元なのです。

一気に飛躍してしまいましたが、自由とは、これらの面を総括した時間と空間だと考えても良いでしょう。簡単に言い直せば、環境を心から楽しむ。これ以上の贅沢はないと思いますし、とてもポジティブで自然なことです。自由というのは、時間とお金の使い道だけでなく、心と魂を何処に向けるか、どうやって生きていくのか、という一番大切なことなのだと思います。そもそも自由を「自に由る」と書くのも何故でしょうか。言葉にはまた特別な魅力がありますし、どうやら奥がありそうですね。これからも一緒に考えていきましょう。