Jipangu

ジパング、奥地への紀行
思い出は甘く
俳句の如く短く素晴らしい滞在
親愛なるジパング、お礼を伝えたい

海岸線に有り難う、鮮やかさとパステル
額のないキャンバス、私達の手が入っていない最果て
太陽は東に登り、西に落ちる
告白すると、ここの波は違って映る
耳元に届く音は、気候と共に
常に変わっている、建築は背景と融合している
束ねられていない本
何世紀も前の刃のように端が古びている
千回も戦で試された
子供たちの瞳の中に見つけた
未だに帰って来てとせがまれる、それまでは
真摯に残したい
回想だけでなく、紹介したい
私の心が戻ることを望んでいる
あくる年も、新しい視線が学べるように

(chorus)

旅とは行程を紐解くこと
破片を拾い上げ、珍しい景色に浸る
次から次へと続く
紙芝居のように、あなたの街へと訪れる
人々の集い
村人と水田で捕まえて、雰囲気と手触り
無邪気な笑顔は実に広がり易く
どこの県でも伝わり易い
通じ合う手段
言葉の壁を壊して
履き違えないように
知らなければ、弓の矢のように真っすぐで
筍は空に向かって背伸び
天に神あり、地に神あり
風と土となり私達の間を歩く
灰は灰に,塵は塵に
私の心が夜明けから夕暮れまで起きている理由

(chorus)

木版画、金箔、漆塗りの箱
庭園に砂と岩、匠の技
先祖の魂を今も尚、敬う過去
時計は現在に、未来はミステリー
歴史の中で光る珍しい宝石