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「僕と核」・上 |
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3. 放射能ってなに?
放射線にもいろいろな種類があるのですが、基本的には高い「エネルギー」の総称です。エネルギーという言葉は、日本語で言えば「力」ですが、放射能を理解するための重要な手がかりになります。 まず、特定の「電磁波」が放射線と呼ばれています。 この中でも宇宙線は、環境放射線、あるいは自然放射線に属します。残念ながら、宇宙船とは違います。冒頭で述べたように、宇宙にはその起源からずっと続いている爆発などの激しいエネルギー源が存在するので、さまざまなレベルの電磁波が地球にも届きます。宇宙線の強いエネルギーは、大気中の水素や炭素を「放射性物質」に変えてしまいます。大気は多くの宇宙線を反射するため、強い電磁波から地球を守っていますが、放射性の素粒子が地上に降ってきます。標高によって受ける量も変わりますが、よほどの強い宇宙線を浴びれば人体にも影響があることは楽に予想できます。どのような影響であるかは、のちほど説明します。 宇宙から来る放射線と対照的に、地中にある放射性物質の原子核は、電磁波の他にも粒子状の放射線を放出することがあります。以下がその種類と内容で、( )の中は、それぞれが空気中で飛行するおよその距離です。 1. アルファ線 = 陽子2コ+中性子2コの核 (数センチ) 放射性物質によって、出す放射線の量も、内容も、強さもまったく異なります。 |